ビジョンについて

会社を設立したばかりの経営者はやらなくてはならないことがたくさんあります。

登記や資本金、株主や役員などそれまであまり聞きなれない言葉に囲まれ、自分のすべきことが明確に分からなくなるという事も起こりがちです。
この時、経営者が本来すべきことは、まずは会社の進むべき方向を明確にし、それに向かって経営をすることです。

そのためには、まず経営者は過去の経験や人脈、持っている財産を棚卸してそこから将来のビジョンを創り上げる必要があります。この段階をしっかり考えられるかどうかで将来の成功出来るかどうかといっても過言ではありません。
設立の面談をさせて頂いて、この考え方がしっかりできている方はスムーズに事業が軌道に乗っている印象があります。

また、ビジョンを創り上げると一言でいっても起業して間もない状態ではなかなか難しいものです。ビジョンが明確である事に越したことはないですが、ビジョンがない状態というのも良くある状態です。たとえ現在、ビジョンが明確でなくても、事業を続けるうちに感じ、考えて、明確にしていくという事も必要です。実際、起業のお手伝いをさせて頂いているお客様でも創業当時と現在とで事業の内容や考え方を変えて成功しているお客様も多くおらます。

ビジョンの決め方という事に決められた方法はありません。
その中で、今回はいくつかのポイントを紹介します。


1.将来のあるべき姿から逆算して考える。

2.長期の目標、短期の目標を考える。

3.社会が何を求めているのかを感じ・考える。


1.将来のあるべき姿から逆算して考える。

についてですが、先程経営者は過去の経験や人脈、持っている財産を棚卸してそこから将来のビジョンを創り上げる必要があると書きました。でも実際はそれに縛られて考える必要はないという事です。経験が無いなら増やす。人脈が無いなら造る。財産が無いなら知恵を出して調達するなど、出来ないことは無いはずです。
そう考えると、将来自分がどうなりたいのか、どうしたいのかから逆算して決めることが大事になります。



2.長期の目標、短期の目標を考える。

1.で造ったビジョンを今度は少し具体化させます。
例えば10年後どうなりたいのか、そのために3年後はどうなりたいのかを考えます。
時間の区切りをつける事で、やるべきことをより明確にします。
そこからさらに発展させて数字の目標を付けることで更に具体的にします。



3.社会が何を求めているのかを感じ・考える。

これは、自分の置かれている環境にどう対応していくかという事です。
自分の置かれている環境は自分の力ではどうにも出来ない事ばかりです。
社会や環境がどうなるか、何を求めているのかを考え・感じそれに合わせる事が必要です。
社会が求めていることを理解して、それに沿った商品やサービスが提供できれば事業はより発展します。


以上の3点に加えてあと2点、付け加えたいと思います。

1つ目は、ビジョンは1回考えて終わりではなくて、継続して考えることです。
継続して考え続けるうちに自分の考えをブラッシュアップしていく必要があります。
会社の成長に合わせて、考え方も成長させる必要があります。

もう1つは、他者を巻き込むことです。会社の経営者は取引先や従業員・株主や銀行など色々なつながりを持つことが出来ます。そのつながりを活かして、巻き込んでいくことでより大きな力になると思います。


やるべきことを明確にし、より力強い経営が出来るよう全力でサポートします。


コンサルティング事業部 第1課
掛上健司