決算期末の売上計上

<決算期末の売上計上には注意を>

① 税務調査で一番指摘が多いのは、売上の計上漏れです。
② 当期の売上に計上すべきものを翌期に計上しているもので、いわゆる「期ズレ」といわれるものです。
③ 納品書等の調査により簡単に把握されますので、調査の際に問題となる事項です。

【調査官はここを指摘した】

P社は、物品卸売業を営む3月決算の法人である。同社の売上請求は、各月末締め切りを原則としている。しかし、得意先Q社については、相手先の都合により、3月分請求を25日に締め切ったが、当期の決算においても、得意先Q社の売上について、そのまま3月25日締め切りで計上していた。
ところが、税務調査において、得意先Q社に対する3月26日から3月末日までの売上300万円が、当期に計上がないとして利益に加算された。

【チェックポイント】

① 決算月の売上請求は締め切り日から期末までの売上を計上しているか。
② 仕入先から得意先への直送売上については、伝票類と資金の流れから売上高と仕入高が見合っているか、また仕入先の預け商品が棚卸資産に計上されているか。

コンサルティング事業部 第1課 覚野 奈緒美